ヴェノーヴァは楽し♪
年老いた母のために大正琴を買いました。大正琴は右手と左手を同時に使うので、右脳と左脳が連携して活性化するのではないかと思ったためです。認知症の対策にもきっと効果的なはず。
買ったといっても、ネットオークションで落札した500円の中古品です。届いたものを見ると、いかにも入門用という感じですが、音程はバッチリで調弦のあとの狂いもあまりなくていい感じです。上部のキーユニットを外してクリーニングをしたら、母のために買ったのですが自分でも気に入ってしまうほどの魅力的な楽器に生まれ変わりました。
大正琴の実物を見たのは初めてですが、ギターと同じような半音ずつ刻んだフレットの上に、簡単な構造のメカニカルなキーが乗っているだけのシンプルな構造の楽器です。キーの並びはピアノの白鍵と黒鍵のように、2段に分かれているのでとてもわかり易いです。ちょうど、ギターとピアノを融合したような楽器です。今回買った大正琴は4本のメロディ弦と1本のベース弦があり、ベース弦はフレットには乗っていないため、音程を変えられない弦です。4本のメロディ弦はフレット上にある同じ高さの音(開放弦はソの音)で、4本がユニゾンでコーラスを奏でるような弦です。このような構造なので、大正琴では和音は出せないようです。
キーの並びがピアノの鍵盤に似ているのでいきなりでも弾きやすいのですが、年老いた母は楽器を弾いたことがないため西洋の五線譜に書かれた楽譜では難しく、大正琴専用の数字が書かれた楽譜が理解しやすいのではないかと思い、大正琴の楽譜も入手しました。
でも一度にたくさんの曲が載った楽譜本を渡してもやる気が出ないかと思い、また、もっとシンプルでとっかかりやすい楽譜はないかと考え、最初のモチベーションを保つために、短くてなじみのある「赤とんぼ」の曲を数字の楽譜に新たに書き起こしてみました。数字と歌詞以外は、記号などを一切省いて大きく見やすくシンプルな楽譜にしています。なじみのある曲なので、小節区切りの縦線も省略しています。この曲は短いために、老眼にも優しい特大の文字でもA4サイズ1ページに収まりました。歌詞の一文字が8部音符1個分です。
PDFでアップロードしておきますので、ご自由にダウンロードしてお使い下さい。下の楽譜の上で右クリックなどをしてリンク先のファイルをダウンロードするとPDFで保存できます。
弾き方は、この楽譜の数字と同じ番号が書かれたキーを押さえた状態で、メロディ弦をピックで弾きます。なお、数字のゼロは開放弦(キーを押さえない状態)です。また、上に点が付いている1は、大正琴のキーでも1の上に点が付いたキーを押さえます。
新しく大正琴を手にされた方は、いきなり市販の楽譜を見られるよりも、今回作成したシンプルな赤とんぼの楽譜がわかりやすいのではないかと思います。
大正琴はピアノの白鍵と黒鍵のように、ハ長調の曲を弾く時にわかりやすいキー配列になっていますので、この楽譜もハ長調に移調して作りました。 Wikipediaには歌詞も楽譜も公開されているので、念のため著作権を調べてみたら、作詞者の三木露風さんと作曲者の山田耕筰さんが亡くなられてから著作権有効期間の50年を過ぎたところでした。
「手書き用のTAB譜いかがですか〜 便利ですよ〜」
白紙のTAB譜を作りましたのでご利用下さい。
自分で使ってみて、複音の場合に数字が重なっても書きやすいような、ちょうどよい大きさにしました。
鉛筆で書いても見やすいように、線の色を薄くしています。
6弦用はギター、6弦バンジョーに、
5弦用は5弦バンジョーに、
4弦用はウクレレ、ベース、フラットマンドリン、4弦バンジョーに、
それぞれお使い頂けると思います。
PDFですのでダウンロード・印刷してご自由にお使い下さい。(営利目的で再配布することは禁止します。)
下の画像を右クリックして、「リンク先のファイルをダウンロード」するとPDFがダウンロードできると思います。画像ではなくリンク先のファイルをダウンロードして下さい。ダウンロードできずにPDFが開いてしまったら、ブラウザのファイルメニューから「別名で保存」すればPDFで保存できます。
雑誌の新製品の記事を見ていたら、iPhoneなどのスマホを上に置くだけでiPhoneの音楽を増幅してスピーカーから音を出す、Boomberoという機器が紹介されていました。(下記のAmazonリンクの写真の製品です。)使われている技術は NearFA (Near Field Audio) という技術らしいです。
これはたぶん、iPhoneのスピーカーのコイルから漏れ出る磁束のアナログ的な変化を、機器側に内蔵されたコイルで拾って再び電流の変化に戻し、それを増幅してスピーカーを鳴らすという仕組みだと推測されます。
音響的なマイクを使っているのではないため周囲の雑音も混入しないし、iPhoneの出力アンプと機器の入力アンプをトランス結合で繋いでいるようなものなのでそれなりにいい音がすると思います。音質のボトルネックはむしろ機器側のスピーカーの口径などに依存するのではないでしょうか。それとステレオではなくモノラル音声しか出せないことでしょうか。
何も設定する必要のない、うまいこと考えられた立派な無線接続だと思います。(ほぼ接触するくらいの距離しか飛ばないようですが。)いわば変調もしていないアナログ無線方式でしょうか。
だれも考えなかったコロンブスの卵のような発想ですが、そういう部分に着目して製品化したことに拍手を送りたいです。
Appleの AirMac Express を購入しました。^^v
居間でMacを使うことが多く、Macに入っている音楽ソースを居間にあるアンプとスピーカーで簡単に再生したいとかねがね思っていました。Bluetoothや赤外線のオーディオアダプタも検討しましたが、Macで復号化したあとのレートの高いデータを、低い帯域の通信路を通せるようにかなり低いレートに圧縮するので音質が劣化します。(劣化の度合いは、CD品質からMP3やAACに圧縮する場合の比ではありません。ただ、Bluetoothの新しい規格に添った機器ではより高いレートでのデータ転送に対応しているようです。)なのでアナログのオーディオケーブルでMacとアンプを有線接続して使っていましたが、AirMac Expressを使えばWiFiの広帯域で無線伝送できることを知り、早速Amazonで購入しました。
この無線伝送にはAirPlayというAppleの独自技術が使われていて、MP3やAACなどの音質から劣化せずに転送できるようです。
届いてからの設定は本当に簡単で、電源とオーディオアンプに繋ぐだけです。設定は、Macのアプリケーション > ユーティリティフォルダに入っていた AirMac ユーティリティを起動して指示に従って家にあるWiFiルータなど数項目を選択する程度です。(WiFiルータがない場合は、本体をLANケーブルで有線のルータに接続すれば使えるようです。)
あとはMacのiTunesに音声出力を切り替えるためのAirPlayアイコンが表示されるようになるので、これをクリックして出力装置をAirMac Expressに指定すれば出力がAirMac Expressに接続されたオーディオアンプに切り替わります。最初にアンプ側のスピーカーから音が出たときはかなり感動しました。
Macの他に、iPod Touch と iPad を持っていますが、これらからも同様に無線経由で再生できます。Appleの仕組みの素晴らしいところは、iTunes Storeで購入した音楽データが、これらの機器で共通に使えることです。iTunes Storeから例えばMacで購入した音楽ソースは、iTunesストアからiPadなどへ無料でダウンロードできます。このあたりが本当にスティーブジョブズ氏がユーザーの利便性を第一に考えて、音楽業界を変えてくれた恩恵にあずかっているという実感があります。iPhoneは持っていませんが、iPhoneを含むiOSデバイスとMac、Windowsから送信できます。
購入した音楽ソースを色々な機器から画面上で選択するだけでHiFiオーディオアンプで音楽が再生されるというのは、CDを入れ替えて音楽を聴いていたスタイルに比べると本当に便利になったと感じます。改めて、iOSデバイスなどの驚異的な機器を開発したAppleならびにスティーブジョブズ氏には本当に感謝です。特に iOSデバイスで操作する場合、リスニングポジションから移動せずに手元を見ながら選曲できる醍醐味は特筆すべきものがあります。
ちなみに、このAirMac ExpressにはUSBポートがあり、プリンタサーバとしても動作します。家にあった Canon iP4200 という古いプリンタをUSBケーブルでAirMac Expressに接続すると、プリント画面でこのプリンタが選択できて、これで2部屋のMacからダイレクトにプリントできるようになりました。最初はネットワーク上のプリンタということがわからない普通の名前(Canon iP4200)でプリント画面に表示されたので、プリンタの表示名を「AirMac ExpressのCanon iP4200」という名前に変更しています。この名称変更は、システム環境設定の「プリントとスキャン」を使って行います。
<追記>
補足ですが、このAirMac Expressを購入する前からバッファロー製のWiFiルーターが自宅内のLANに繫がっていて、メインで使っているMacは(速度優先のため)有線でLANに繋いでいます。そこにAirMac Expressを追加しました。AirMac Expressには写真のようにLANの接続ポートがありますが、有線ではLANに繋がずに、無線でバッファロー製のWiFiルーターを介して自宅内のLANに繋いでいます。Macでは無線LANを「切」にしていても、iTunesや、システム環境設定の「サウンド」でAirMac Expressをサウンドの出力に切り替えることができて、オーディオ機器に出力することができます。
つまり、うちのAirMac Expressには電源ケーブルの他には、アナログのオーディオケーブルと、プリンタへのUSBケーブルしか繋がっていません。なので設置場所の自由度が高く、本体をオーディオ機器の上に置いて、そこから近くのプリンタにUSBケーブルで繋いでいます。
このような構成では、音楽データのパケットは、Mac --(有線)--> WiFiルーター --(無線)--> AirMac Express の順に転送されます。
<追記>
最近、iTunesで出力をAirMac Expressに切替えて音楽を聞いていると、音が途切れることが頻発したので、AirMac Expressのファームウェアをアップデートしたら劇的に改善しました。(改善してからまだ間もないので様子見中です。) ファームウェアのアップデート方法は、Macのアプリケーションフォルダの中のユーティリティフォルダにある AirMacユーティリティ を起動します。表示されたウインドウで AirMac Express のアイコンをクリックして情報を表示させるとバージョン情報などが表示され、その横に「アップデート」ボタンが表示されることがあり、その場合は新しいファームウェアが準備されているので、そのボタンをクリックするとアップデートできます。ちなみにファームウェアというのは、AirMac Express本体の中の、不揮発性のメモリに書かれている制御プログラムのことです。
音飛びが改善したのはこのアップデート以外の原因も考えられます。実はAirMac Express本体の設定をいじっていてエラーが出てしまい、元に戻せなくなったのでAirMac Express本体をリセットしたのですが、このリセットが効いたのかもしれません。
ちなみにAirMacユーティリティの「ワイヤレス」の設定を変更してしまい、なかなか元に戻せなかったのですが、その原因は、ワイヤレスパスワードの蘭にWiFiルーター(うちの場合はバッファロー製)のパスワード(暗号化キー)を正しく入れていなかったからでした。ちなみにワイヤレスネットワーク名の蘭にはWiFiルーターのSSIDを入れます。(同じような構成で利用する場合。 )
<追記>
その後、同じLAN内で使っていたBuffaloのWiFiルーターが調子が悪くなったので、代わりにこのAirMac Expressをわが家のWiFiルーターとして使っています。備忘録としてその時の設定を以下に記しておきます。
まずAirMac ExpressをLANケーブルでルーターまたはルーターに繋がっているHUBに接続します。AirMacユーティリティを開いてAirMac Expressのアイコンをクリックして、「編集」ボタンで開く画面で次のように設定します。「ワイヤレス」タブで、ネットワークモードに「ワイヤレスネットワークを作成」を選択し、ワイヤレスセキュリティ(暗号化方法)を「WPA/WPA2パーソナル」に、そしてワイヤレスネットワーク名やパスワードなどを設定します。iPhoneなどのWi-Fiパスワード入力欄にはここで設定したパスワードを入力することになります。そして、「インターネット」タブでは、接続方法を「DHCP」にして、AirMac Express自体のIPアドレスはケーブルで接続先のルーターから自動で割り当ててもらいます。
<追記>
最近、音楽ソースとしては主にインターネットラジオ(WEBラジオ)を聞くようになったのですが、その場合もAirMac Expressは大活躍します。前述の本文のようにAirMac ExpressとオーディオアンプをLINEケーブルで接続して、iPhoneからAirMac ExpressにAirPlayで電波を飛ばすと、とてもよい音質でJazzもクラシックも再生できます。ちなみに、モダンジャズが好きな人にはTheJazzGroove.comというジャズ専門のラジオ局がお勧めです。この局からのストリーミング放送を受信するiPhone用の無料アプリもAppStoreから入手できます。
今はもうAirMac Expressは販売されていないようですが、オークションなどの中古市場で購入することができると思います。
素敵な楽譜作成ソフトを見つけたので、お誕生日に歌われるハッピィバースデーの歌の楽譜を作ってみました。
使ったのはMuseScoreという楽譜作成ソフトです。
これはフリーソフトですが、とてもよくできていて、歌詞、コードネームなども、音符に対応させて入力することができ、また、Mac版、Windows版など、複数のOSに対応しているようです。
作成した楽譜を再生することもできます。
歌詞の ( ) の中には、通常は相手の人の名前が入ります。
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