旅行・地域

2018年9月20日 (木)

自分のデイパックの中身を相手と入れ替えると便利


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デイパック(バックパック、リュックサック)は両手が空いて便利ですが、手の届かない背中側に背負うので中の物を出すのには不便です。
デイパックはこの欠点さえなくなればとても便利なバッグなので、この欠点を解決するアイデアを紹介します。
運動不足のため、JRハイキングに夫婦で参加することがよくあり、以下はそんな時に考えたアイデアです。
親しい友達との間や、3人以上でも使えるアイデアです。
やり方は簡単で、自分のデイパックに入れるすべてのものを、相手のデイパックの中身と入れ替えます。
すると、バッグの中の必要なものを出す時は、相手に後ろを向いてもらうだけで、相手がバッグを背負ったままで相手のバッグから自分のものを取り出すことができます。相手も同様に、自分が背負ったバッグから、バッグを背負ったままで相手が必要なものを出せます。
バッグのデザインが、特に男性用とか女性用に特化していないものなら、バッグごと交換して背負えばOKです。
つまり友達と駅で待ち合わせる場合などは、駅で会ったときに、バッグごと交換してしまうこともできます。
休憩時などにバッグを下ろしてから出す荷物は相手のバッグに入れる必要がないので、男女で交換する場合は、例えばお昼にバッグを下ろしてから出すお弁当などの重いものは男性が負担するなどして、女性が負担する方が男性のものよりも重くならないような配慮は必要です。
親しい3人以上で出かけるときは、AさんのバッグをBさんに預け、BさんのバッグをCさんに預け、…という具合に、順繰りにバッグを預ければOKです。
ただし、バッグの中の大事なものが紛失したり壊れたりした場合に責任を問われますので、もちろん自分の貴重品は自分で持つことが必要です。
そして、相手(全員)が同意した上でおこない、相手に無理強いをするのはやめましょう。

 

 

 

 

 

2015年3月 9日 (月)

太陽が真上に見えるような国を旅してみたい


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ふと、太陽が真上に見えるような国を旅してみたいと思うようになりました。
地面に立った自分の影が見えないような…
そして見上げると太陽が真上で輝いているような…
そこはまるで別の惑星のような…
パラレルワールドに迷い込んだような…
これこそ旅でしか味わえないスケールの大きな体験であり、きっと感動するに違いない!

そう思って、地球上で真上に太陽が来る条件を考えてみました。これは地理的な条件と、時間的な条件に分けられます。(そしてもう一つ、太陽が見えるための天候の条件もありますが、それについては今は考えないことにします。)

このうち時間的な条件には2つあり、1年のうちで何月何日かという条件と、1日のうちで何時かという条件がありますが、後者の時刻の条件については簡単で、太陽が南中する12:00頃となります。(これについては、サマータイム制などでずれることがありえます。)
ただ時刻については、国が違えば時差があるように、同じ日であっても地球上で12:00という時刻はいくつも存在するので、場所や日付とは独立した条件であり、場所や日付を限定する条件ではありません。つまり場所と日付が決まれば、その日にその場所へ行って、12:00を迎えればよいわけです。

地理的・時間的な条件を満たす答えは、地球が太陽の周りを公転しながら、公転面に対して地軸を23.4度傾けて自転をする様子を図のようにイメージするとわかってきます。

Sunoverhead130

まず地理的な条件についてですが、北限については、太陽光線が地球に垂直に当たる一番北の端ということになり、それは地軸の傾きである23.4度とほぼ同じ緯度の、北回帰線が通る場所です。(同じ理由で、南限は南回帰線が通るところになります。)
ということで、太陽が真上に見えるのは北回帰線と南回帰線に挟まれている地域に限定されます(図のオレンジ色の部分)。この北回帰線と南回帰線に挟まれている地域ならどこでも太陽が真上に見える日があるのです。

次に時間的な条件を考えるために、まず上記の北限の地点について太陽が真上に来るのがいつになるかを図で考えると、北回帰線が通る地点が太陽に垂直に照らされる日であり、それは夏至の日です。同様に、南限の南回帰線が通る地点では冬至の日になります。

また、赤道直下の地点については、図のように春分の日と秋分の日に太陽が真上に来ることがわかります。地軸が傾いている地球の真横から太陽が当たるようなイメージです。

ここまでをまとめると、
・夏至の日に、北回帰線が通る地点に行って正午を迎える または、
・冬至の日に、南回帰線が通る地点に行って正午を迎える または、
・春分の日か秋分の日に赤道が通る地点に行って正午を迎える
ことにより、太陽を真上に見ることができます。

太陽が真上に来るのはこれらの他にも、北回帰線と南回帰線に挟まれたエリアの全域が該当し、それらの地点も回帰線上や赤道上と同様に、日付との関数になります。つまり、太陽が真上に来る地点は、その地点に対応した日にしか太陽が真上に来ません。
例えば赤道より南にずれた地点では、春分の日よりも前にずれた日と、秋分の日よりも後にずれた日(年に2回)になります。

具体的に、どの地点でいつ太陽が真上に来るかは、図のように緯度が0度の地点では春分(秋分)、回帰線の緯度の地点では夏至(冬至)となることより、0度から回帰線までの緯度の幅が1年の1/4の日数に対応するので、この間の任意の地点や日付についても、連続的に緯度と日付の関係が求まりそうです。これは単純な正比例の関係ではなく、太陽から常に地球の方を見続けると地球は歳差運動(回転中のコマがふらつくような動き)をしているように見えるので、結果的に太陽が真上に来る緯度と日付の関係は直線ではなく以下のようなサインカーブになるのではないかと思います。(間違っていたらすみません。)

Graph_2

このようなサインカーブになるとすると、このグラフの数式は以下のようになります。

 太陽が真上に見える緯度 = 23.3 × sin ( 2π × 春分の日からの日数 / 365.2 )

23.3は回帰線の緯度、365.2は1年の平均日数です。計算結果がマイナスになった場合は、南半球の緯度(南緯)であることを意味します。

 

 

 

 

 

2014年10月30日 (木)

「透明度が高すぎて舟が宙に浮いているように見える」って、あれは…


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よく、透明度が高すぎて舟が宙に浮いているように見える海 という写真を見かけますが、あれは、撮影に偏光フィルターを使用しているからではないのかなぁ、と思ってしまいます。透明度が高いことはそのための必要条件だとは思いますが、浮いているように見せるためにはさらに偏光フィルターによる撮影が不可欠なのではないかと思うわけです。

偏光フィルターというのは反射を抑えるためにカメラのレンズに付けて撮影で使ったり、釣り人が水面下の魚を見るために水面の反射をカットするためにサングラスのように使ったりしています。これを使うと、ガラスや水面に映った景色を消すことができます。

この種の写真でとても不自然なのが、舟の姿自体が海面に映っていないこと。空または向こう側の景色も、舟の周囲の海面には反射していません。いくら水がきれいでも水面での反射は起こります。これらが偏光フィルターで消されることによって海面の存在感がなくなり、舟が浮かんでいるように見えていると考えられます。

と、ここまで書いていて、偏光フィルターを使わずにこのような写真が撮れて、肉眼でもそう見える場合があることに気づきました。その場合も、水の透明度が高すぎることだけがその理由ではないと思います。その場合の条件とは…
舟の背景の海底が白い砂で、しかも、カメラの方向から見て舟の周囲の水面に反射しているものが暗いもの(日陰側の崖など)、という場合です。また舟から離れた海底に舟の影ができることも浮いている感じに寄与します。このような場合は、白い海底の方が海面に映るものよりも明るいので、海面に映るものが見えなくなります(マジックミラーと同じで、明るい方が見える原理)。また舟自体の海面に映った姿も、海底の白色よりも暗かったりすると同様に見えなくなるため、海面の存在感がなくなって浮いた感じになると考えられます。

これらの地形的な条件が整えば、海水にある程度の透明度さえあれば、日本の海でも宙に浮いているように見えるのではないかと思います。白い砂が必要なので沖縄あたりの海でしょうか。実際に、「竹富島」で画像検索すると舟が宙に浮いているような写真が見つかります(これは偏光フィルター使用かどうかはわかりませんが)。

いずれにしても、舟が宙に浮かんでいるように見えるかどうかは海面の反射がないことが決定的な要因であって、海の透明度が高いというのは二の次だと思っています。

 

 

 

 

 

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