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2023年1月 7日 (土)

EXCELのVLOOKUP関数で、データの型が異なるためにマッチしないときの対策


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例えばA列とB列の2つを & 記号で結合し、それを「標準」書式のC列に入れた場合、具体的な例として、

20230107-174210

C列全体をこのような関数で処理すると、この 456 というデータも、& 記号で左の2つのセルを結合したことにより、数値ではなく文字列のデータになってしまいます。

ちょっとややこしいですが、「文字列」の書式に設定したセルではなく「標準」の書式に設定したセルに456 という、数字に見える文字列のデータが入っています。

そしてこのC列のデータを元に、VLOOKUP関数を使って検索を行う場合、VLOOKUPの参照先のデータが「標準」書式だと、そこのデータはセル内が数字だけだと数値として扱われ、少しでも文字が含まれていると文字列として扱われます。

つまり、参照元の456は文字列データなのに対して、参照先のデータは数値データとなるため、検索時にマッチしません。
(参照先の456も文字列に変換したデータなら、そのセルが「標準」書式のセルでもマッチします。)

これをどう解決するのが一番いいのか不明ですが、今のところ解決した方法は以下のようにして参照元のデータを作ることです。
例えばC1のセルの関数に、

=IFERROR( VALUE( A1 & B1 ), A1 & B1 )

こんな式を入れて、下の方にオートフィルすれば、C列の456のような数字だけのデータは数値になり、文字入りのデータは文字列になるので、VLOOKUP関数で正しく参照できるようになります。
この式は、数値と文字列の区別なく、VALUE関数で数値に変換するときに、エラーだった場合はVALUE関数を使わない、という内容です。

 

20230107-183404_20230107183701


 

 

 

 

2021年12月30日 (木)

WEBの入力欄の文字を一括変更する方法【Mac用】


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WEB画面のテキスト入力エリアなどでテキストを編集する際に、置換の対象となる検索範囲を指定して、その中に含まれる特定のテキストを置換するツールを作ってみました。(Mac用です。)

ちなみにこれを作る前は、WEBブラウザのテキスト入力エリアのテキストの必要な部分を一旦エディタなどにコピーして、エディタの機能を使って一括で置換し、そのあとまたWEBブラウザの入力エリアに戻す、という面倒なことをやっていたため、これで大変便利になりました。

20211230-151607

このツールは上図のような感じで使います。この例では、選択範囲(上図の青いエリア)の中にたくさん含まれる、20210928というテキストを別のテキストに一括で変更しようとしている場面です。

上図のようにまず置換を行う対象となる範囲の行を選択しておいて、右クリックして表示される「サービス」のメニューから「選択範囲の中でテキストを置換」を選ぶと、検索文字と置換文字を指定するウインドウが順に表示され、最後に置換結果の確認画面が表示されて、そこでOKボタンを押すと選択範囲が置き換わります。



以下はこの、「選択範囲の中でテキストを置換」という右クリックのメニューを作る方法です。

これにはMacのアプリケーションフォルダの中に標準で入っている、Automatorというプログラムを使って作ります。


Automatorを起動して、メニューバーの「ファイル」メニューから「新規」を選ぶと以下のように種類を選択するウインドウが開くので「クイックアクション」を選択して選択ボタンを押します。

20211230-143626

次に下図の黄色い矢印のように左から、「ユーティリティ」を選択後、「AppleScriptを実行」をダブルクリックします。

そして「ワークフローが受け取る現在の項目」は「テキスト」に設定し、「選択されたテキストを出力で置き換える」にチェックを入れておきます。

20211230-170313

以下の赤いテキストを全て選択してコピーし、上図のように、右側のテキスト入力エリアにペーストします。

-- 選択範囲の中でテキストを置換する

on run {input, parameters}

activate
set selected_text to input as text

display dialog "検索する文字列を入力" default button 2 default answer ""
set textToFind to text returned of result
if textToFind is "" then return

display dialog "置換する文字列を入力" default button 2 default answer ""
set textToReplace to text returned of result

set selected_text_replaced to replaceText(selected_text, textToFind, textToReplace)

display dialog "選択範囲を以下の内容に変更します

" & selected_text_replaced

return selected_text_replaced
end run


on replaceText(theText, serchStr, replaceStr)
set tmp to AppleScript's text item delimiters
set AppleScript's text item delimiters to serchStr
set theList to every text item of theText
set AppleScript's text item delimiters to replaceStr
set theText to theList as string
set AppleScript's text item delimiters to tmp
return theText
end replaceText


ペースト後にテキスト入力エリアの上にあるハンマーの形のボタンを押すと、文法のチェックなどが行われてテキストが整います。



最後に、今作ったワークフローに「選択範囲の中でテキストを置換」という名前をつけて保存すると、自分のホームディレクトリにある「ライブラリ」の中の「Service」フォルダの中に保存されます。

あとはシステムレベルでの設定として、左上のアップルマークの「システム環境設定」の中にある「キーボード」を開いて以下のようにチェックマークを入れると、編集可能なテキストを選択して右クリックしたときにこのメニューが表示されるようになると思います。

20211230-175126


ご自由に、また使いやすいように変更して頂いてお使い下さい。使用に際しては結果が正しく置換されていることを十分にご確認下さい。特に、予期しないテキストがたまたま検索対象になっていると、それも置換されてしまいますのでご注意下さい。(このツールに起因する損害等に対しては免責とさせて頂きます。)

誤りなどを発見されましたら修正しますので、コメント欄からお知らせ頂けるとありがたいです。

 

 

 

 

2020年4月26日 (日)

流出元がわかるパスワードを作る方法


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先日、妻のところにメールが届き、「私はあなたが如何わしいサイトにID:XXXX とパスワード:XXXX でログインしたことを知っています。そしてそのサイトの内容とそのときにWEBカメラで撮影した様子を記録しています。それをあなたのアドレス帳のすべての宛先にバラまいてほしくなければ…」と、仮想通貨を要求するような内容が書かれていました。実際にそのIDとパスワードは妻が使ったことのあるものでしたが、10年以上前に使わなくなったものなので詐欺メールであることは明らかでしたし、検索すると同様のメールがばらまかれていることがわかりました。実際に使ったことがあるパスワードなので妻もびっくりしていましたが、そのパスワードを使ったことがあるのは大手の通販会社と、食品会社(アンケートで利用)の2社だけなので、そのどちらかの企業がハックされたか、あるいはその企業の顧客担当者などが金銭目的で持ち出して闇サイトに流出させたようです。

そこで考えたのですが、利用するWEBサイトのパスワードを生成するときに、ランダムな英数字の組み合わせの中に、そのサイトの名前を入れておくのがいい案だと思います。今回のような場合もそのようにしておけば、2社のうちのどちらの企業から流出したかが判明します。

また、そうすることでパスワードの使い回しを避けることができ、セキュリティも向上します。

 

パスワードを生成する具体的な手順は以下のようになります。

まず、ランダムな英数字の文字列を作ります。これは必ずサイトごとに異なる文字列にします。

 

K76hvecHnBw  (1)

 

このようなランダムなパスワードはパスワード管理ツールでも生成できますし、SafariなどのWEBブラウザでは初めてのサイトの入力欄でランダムな文字列を提案してくれますので、それを使えばいいと思います。長すぎる場合は適当に間引いて短くすればよいです。

そしてこの中に、そのパスワードを使用するサイトの企業名などを挿入します。企業名を入れる位置は、ランダムな文字列の中ほどでもいいですし、最初や最後でもいいです。

 

K76hvMicrosoftecHnBw  (2)

 

ここでは誰でも知っているわかりやすい例として Microsoft さんの名前をお借りしました。つまり Microsoft のサイトにユーザー登録をする場合の例です。
これだけでもよいのですが、パスワードに記号も使えるようなサイトでは、

 

K76hv_Microsoft_ecHnBw  (3)

 

のようにアンダーバーを入れると、ひと目見ただけでサイト名がよくわかります。
逆に、サイト名が挿入してあることがわからないようにするには、(2)のサイト名の文字を逆向きに並べて挿入して、

 

K76hvtfosorciMecHnBw  (4)

 

のようにしてもよいですが、ひと目見ただけでサイト名などがわかるように入れ込んだ方が、流出させる方もそれを買う方も、犯人の心理としては「このパスワードは出どころがわかってしまうのでやめておこう」という抑止力にもなると思いますので、(3)のようなパスワードか、または _ を - に変えて、

 

K76hv-Microsoft-ecHnBw  (3)’ 

 

のように生成することをお勧めします。

最初の(1)のランダムな文字列の部分を他のサイトでも使い回してしまうと、犯人としては、(3)の文字列を見ただけで、Microsoftの部分をそのサイト名に置き換えることをまず試してしまうので、繰り返しになりますが、(1)のランダムな文字列の部分もサイトごとに変える必要があります。

また、ランダムな文字列と企業名に加えて、日付も挿入しておけば、たとえばパスワードを10年以上変更していないことなどがわかるのでいいかもしれません。いずれにしても、サイトごとに異なるランダムな文字列を入れることは必須です。

ちなみに、PCのセキュリティに精通していない人が家庭で使用するパスワードを管理する方法は、「手書きで記録する」のが一番安全だと思います。妻はパスワード専用のノートに手書きで記録しておく習慣があったので、今回も事情を把握することができました。そのノートには、日付/サイト名とURL/ID/パスワード/登録メールアドレス/登録電話番号/登録ニックネームなど を箇条書きで書いておけば十分だと思います。

 

 

 

 

 

2017年11月 6日 (月)

同じエリアのスクリーンショットを繰返し撮るアプリ(Mac用)


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WEBで公開されているスライド資料などを保存したいとき、その資料をダウンロードできない場合はやむなくスクリーンショットを撮るのですが、資料のページ数が多い場合のために、自動的に資料のページをめくりながら同じエリアのスクリーンショットを繰り返し撮れるAppleScriptを作成してみました。但し、資料のページをめくる際に矢印キーが使える場合に役立つプログラムです。行数の少ない簡単なプログラムですが私はAppleScriptは初心者のため、WEBで公開されている方々のスクリプトを参考にさせて頂きました。

使い方は、このファイルをダウンロードして、Macのスクリプトエディタで開き、そのウインドウの上の方にある三角の再生マークをクリックすると実行できます。このままだとスクリーンショットが全てデスクトップに保存されますので、パスの記述のわかる方は、必要に応じてフォルダ名の部分を書き換えて下さい。( do shell script で始まる行の中です。)

このプログラムではスクリーンショットを撮るエリアが固定されていて、暫定的にデフォルトの座標を設定しています。そこで少し面倒ですが、プログラムを実行して結果を確認しながら、スクリプトエディタでエリアの座標を試行錯誤を繰り返しながら編集して下さい。プログラム中の、"-R100,200,500,300"の部分がスクリーンショットの範囲に相当する部分です。-Rに続く4つの数字が、X座標、Y座標、エリアの幅、エリアの高さ の順になります。ちなみにディスプレイの画面の左上の角が原点で、Y座標は下に向かって増加します。

今後もまた同じ種類の資料のスクリーンショットを撮るためにこれを使う場合は、座標を試行錯誤で決める前に、Safariのウインドウの左上角の小さな緑色のボタンをクリックしてウインドウを最大化してから座標を決定してプログラムを保存しておくと、今後も同様にウインドウを最大化すれば資料が同じ位置に表示されるため、今後は座標を編集する必要がなくて便利です。

このプログラムは、Safariで複数のウインドウを開いている場合は、最後にアクティブにしたSafariのウインドウに対して、「スクリーンショットを撮ったあとで右矢印キーを押す」という処理を繰り返します。繰り返し回数は最初に入力します。また、矢印キーで資料のページをめくるたびに、サーバー側のレスポンスが遅くて表示が間に合わない場合は、最初に入力する待ち時間の値を大きくして下さい。

 

 

 

 

 

2017年8月17日 (木)

キーボードのタッチタイピング(ブラインドタッチ)の練習方法


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会社に入社した頃、上の人から、文献に印刷されたソフトウェアプログラムのソースコードを打ち込むように指示されました。ソースコードの量が結構多く、今後のことを考えて早くキーを打てるようになるために、その入力作業を通してタッチタイピングを習得しようと決めました。入社したばかりということもあり、マイペースで仕事をしていても許された古き良き時代のことです。:-)

業務としてやるわけですから、練習するにも仕事以外のことができるわけではなく、ひたすら印刷されたコードを見ながら打ち込むだけですが、そのやり方を工夫し、入力作業が終わった時には完全にタッチタイピングの神経系統(目(原稿)→脳→指)が出来上がっていました。僅か2日程度の出来事だったと思います。(もちろん、キーボードを打つのが全くの初めてだったというわけではありませんが。)脳も若かったということもあるかもしれませんが、その時に行った方法をご紹介します。

これはその時に考えた独自の方法ですが、この方法のポイントは、間違えても効率よく修正しながら続けて、神経系統を学習させていくことです。(トランプゲームの「神経衰弱」をやる時のような学習方法に似ています。)
そのために、まず、キーの打ち間違いを効率よく修正できるように、キーボードを見なくても、ホームポジションから右手の小指(または薬指)でDELETEキーを打ち、またホームポジションに戻るという動作だけできるようにします。これにより上に書いたように「効率よく修正しながら」続けることができます。
ホームポジションとは、右手の人差し指を J 、左手の人差し指を F のキーの上に置き、中指、薬指、小指はそれに従ってそれぞれ連続した隣のキーの上に置いた状態です。(わからない方は「キーボード ホームポジション」で検索してみて下さい。)

当時は印刷物を見て入力しましたが、今だと英語で書かれたWEBサイト(http://www.nytimes.com/ など)を原稿として画面の一部に表示させて、そこに書かれている文字を見ながら、「メモ帳」や「テキストエディット」のウインドウに入力して行く方法がいいと思います。

具体的には、原稿を見て入力する文字を確認し、次にメモ帳のウインドウに視線を移して、両手の8本の指のうちの1本を使って、このあたりかなと思うところのキーを打ってみます。間違えても視線はメモ帳のウインドウに置いたままで、DELETEキーを打って入力した文字を削除し、改めて違う所のキーを打って試してみます。繰り返しますが、キーボードは一切見ないで、入力中はメモ帳のウインドウを見たままです。どうしても無理ならDELETEキーの位置だけチラッと見て確認する程度にします。(それも繰り返しているうちに見る必要がなくなります。)
よく出てくる s や e などの文字は、比較的早くキーの場所を覚えられると思います。

どのキーをどの指で打つかということは決まっていて、これもホームポジションが説明されているページによく掲載されています。これは、必ずこの練習段階で覚えておく必要があります。つまり、試行錯誤しながら、これかな、と思ったキーは、それに対応した指で打たないといけません。でないと一生、効率の悪い癖がついてしまいます。

最初は間違ってばかりで不安かもしれませんが、練習を続けるうちに、失敗する回数が下の図のように加速的に減っているのがわかり、やる気感も加速します。そして、ほとんど間違わない段階になると、一文字ごとにパソコン画面に視線を移さなくても、原稿の方を見たままで入力を続けられるようになります。

201_2

これは、脳の神経が触手を伸ばして試行錯誤を繰返しながら結合していくイメージに近いものがあり、学習方法としては理にかなった方法だと自分では思っています。恐らく断続的に練習するよりは、できれば連続した休日の2日間などを使って、まとめてやった方が学習効果は高いと思います。どのキーがどの辺りにあるかをある程度知っている状態から始めれば、習得までに1日もかからないかもしれません。

 Frog_hf_36(LINEスタンプ AD)

 

 

 

 

 

2017年6月 8日 (木)

MacのSafariで ページを保存できない場合


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MacのSafariを使っていて、ページを保存したいときは、「ファイル」メニューから「別名で保存…」を選択すると、ハードディスクの中にファイルとして保存できますが、たまに保存ボタンが下図のように薄く表示されたままになっていて押せないときがあります。


20170608_111640


そんなときは以下を試してみて下さい。

 

1.ページが完全に読み込まれていない場合

ページの上の方に表示されているURL欄の右端に、×印が表示されているときは、ページの読み込みが完了していないので保存することができません。そんなときは、×印が丸い矢印に変わるまで待ちましょう。 あるいは、escキーを押すとそれまで表示されている状態のものが表示できるようになるかもしれません。

 

2.保存するファイル名が長すぎる場合

この場合は、保存画面に表示されているファイル名の不要な文字を少しずつ削除するか、別の短い名前に変更してみて、保存ボタンが青く表示されるようになったら保存できます。

 

以上、お試しください。

Frog_hf_36_2(LINEスタンプ AD)

 

 

 

 

 

2016年7月18日 (月)

Macのメールアプリで、複数の記事をドラッグして選択する方法


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MacのMailアプリでは、OSが古いバージョンでは複数の記事をドラッグで選択できたのですが、最近の El Capitan などのバージョンではドラッグすると、最初にクリックした記事だけが移動してしまいます。

ところがある時、偶然に複数の記事をドラッグして選択できることに気づきました。
その方法は、選択しようとする最初の記事で、ダブルクリックには満たない 1.5クリック(クリックを1回半)してからドラッグする、ということです。

つまり、一つの見出しの上を、ダブルクリックを最後に離す前の押さえた状態で止め、その押さえた状態でドラッグすれば、複数の記事を選択することができます。

ご参考まで。

 

 

 

 

 

ゆうちょ銀行のログインを少し簡単にする方法(Mac版)


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ゆうちょ銀行はネットでの利用が、他の銀行に比べると不便だと感じます。
ログインボタンが下の方にあったりするのはまだいいとしても、
お客さま番号(以下、IDと略します)が3つに分かれているので、それを暗号化したパスワード管理ファイルやパスワード管理アプリから入力するのが不便です。
加えて、他の銀行とは違って、ブラウザがIDを記憶しておくのを拒むように作られているようです。

ファイルから一つずつコピーするにしても、コピー、ペースト、コピー、ペースト、コピー、ペーストという具合にやらないといけません。
ここまででやっとIDの入力が完了してパスワードの入力が待っています。

私の場合はゆうちょ銀行が使いにくいのでほとんど使っていませんが、家族はよく使っています。
それ以上に毎日アクセスする人や、一日に何度もアクセスする人もいるでしょうから、そんな方々のために、ちょっとだけID入力の手間が省ける方法を考えてみました。
但しMacでの方法です。


■ 方法1
IDを書き留めている自分仕様のファイルや、パスワード管理アプリなどに、3つのIDを、間にスペースを入れて以下のように書いておきます。

1234 5678 90123

ログイン画面にIDを入力するときは、この最初の4桁の数字の上でダブルクリックすると、その4桁だけが選択されるので、選択された状態でログイン画面のIDの最初の入力欄までドラッグすると、最初の4桁がペーストされます。
次の4桁とその次の5けたも同じようにしてドラッグすると、3つのパートが入力できます。
コピー&ペーストをするよりもちょっとだけ簡単です。

IDやパスワードを書き込んだファイルは第三者に見られる可能性があるので暗号化しておくか、パスワード管理アプリを使いましょう。


■ 方法2
最初に一度だけ行う準備として、ログイン画面にIDを入力します。
次に、3つに分かれたIDの一つ目の数字の上でダブルクリックして4桁の文字を選択し、下図のように選択した状態のままでデスクトップなどにドラッグします。
するとドラッグした先に、IDが例えば図のような番号の場合は 1234.textClipping という名前のファイル(クリッピングファイル) が下図のようにできます。


Login_window_0



次の4桁とその次の5けたも同じようにしてドラッグすると、合計3つのファイルができます。
そしてこれらの3つのファイルを、デスクトップの片隅などに順序よく並べておきます。
以上で準備が完了です。

これらの3つのファイルは常にデスクトップなどに置いておき、次回からログイン画面にIDを入力するときは、3つに分かれたIDの入力欄にこれらのファイルを下図のように一つずつドラッグすると、入力欄にペーストされます。

(ご注意:パスワードはこのようなファイルにしてしまうと、第三者に見られる可能性があるので危険です。上に記載したIDについても見られる可能性がありますので自己責任でお願いします。第三者とは、パソコンをウィルスに感染させて遠隔からファイルをのぞき見る人も含まれます。)


Login_window



方法2の方が、方法1よりも簡単に入力することができます。


ログインも不便ですがそれとは別に、利用明細をCSVファイルでダウンロードしようとすると、ダウンロードではなくブラウザ上で表示されてしまいます。
しかもその文字コードがShift JISになっているので、今では一般的なUTF-8をデフォルトに設定しているブラウザでは文字化けしてしまいます。(CSVではなく圧縮ファイルの方をダウンロードすればよいのですが解凍する必要があり、また何のためにCSVが用意されているのかわかりません。)
他にもまだあります。利用明細を「通帳未記入分」で表示すると、明細のダウンロードすらできないようです。(今はゆうちょダイレクト「プラス」に変更したのでわかりませんが、たぶん修正されていないと思います。プラスに変更するまでは、利用明細が1か月前までしか表示されないのも不便でした。)

以上のようなことに困っている人が他にも大勢おられるのではないかと思います。(ちなみにMacで確認しました。)
システムの使い勝手を定期的にユーザーにアンケート調査するなどして、もっと顧客の立場で考える姿勢が日本郵政には必要なのではないかと思っています。日本郵政には、同じように民営化された日本航空のような道を歩んでほしくないのであえて書きました。

ゆうちょ銀行のいいところも書いておきますと、振り込みがあったことなどを知らせるメール通知に手数料がかからないのはいいと思います。一方、大手の某財閥銀行はメール通知に手数料がかかるので、そちらも利用しなくなりました。

 

 

 

 

 

2015年8月30日 (日)

PDFの不要な部分を隠して印刷しない方法 (Mac)


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PDFを印刷するときに、この部分は印刷したくない、と思うことがよくあります。
たとえばクリックポストの宛名ラベルの部分だけを印刷して、それ以外の説明文などは毎回同じことがプリントされるので不要であったり。 それを印刷しないとその部分は切り離して小さな白紙として使えます。
または個人情報が印刷されてしまうのを防ぐために、一部だけ空白や、黒塗りにしたかったり。
そんなときに、不要な箇所をプリントしないようにする方法を紹介します。
(以下の方法は Mac OS X Yosemite を使った場合です。)

まずPDFをMacに付属の標準アプリ 「プレビュー」 で開きます。
そしてメニューバーの「ツール」から「注釈」を選択し、そこからさらに横に開くメニューから「長方形」を選択します。

すると画面中央あたりに長方形の図形が表示されますので、それで不要部分を囲みます。
そしてウインドウの上の方にに並んでいるツールを使って、長方形の輪郭線の色と塗りの色を変更します。これには下の図で赤い矢印で示す位置にある2つのアイコンを使います。(この位置にあるアイコンは、最後に使った状態が表示されていますので、下図とは異なるように表示されることがあります。)

20150830_151337

まず、2つのうち左のアイコンをクリックし、開いたパレットから赤い斜線のマークを選択して長方形の輪郭線の色を消します。

次に右のアイコンをクリックし、白色を選択して長方形の塗りの色を白で塗りつぶします。

そしてこの長方形の内側をドラッグして位置を変えたり、長方形の周囲をドラッグして大きさや縦横比を変えたりして、不要な部分が隠れるように調整してから印刷します。

不要部分を印刷しないようにする他に、黒塗りやグレーにしたい場合などは好きな色を選択するとその色で塗りつぶせます。
長方形は同様にしていくつも作れるので、何箇所でも隠すことができます。

(ご注意) これによって隠したところの情報がPDFから消えたわけではなく、また編集すればPDF上では簡単に見えてしまうので、隠したつもりでそのPDFを人に渡すことがないように十分ご注意下さい。

 

 

 

 

 

2015年1月13日 (火)

LINEのPC版とMVNOのiPhone版との間で「友だち追加」をした方法


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結論から書きますと、LINEのPC版の方で友だち登録するために、iPod Touchを使用しました。

妻が持っているMVNOのdocomo版iPhoneのLINEと、自分のMac版のLINEとの間で無料通話をしたくなり、このためにお互いを「友だち追加」しようとしたのですが、これができなくて悩んでいました。なぜならMVNOのdocomo版iPhoneの方からは、「友だち追加」を行うために、LINE IDで検索するにしても、LINE IDを公開するにしても、年齢確認を行う必要があり、そのためには電話番号に紐付いたdocomo IDが必要になるのです。docomo IDは簡単に取得できるのですが、取得したあとでdocomoのサイトで電話番号を登録しようとするとMVNOの場合は拒否されます。

一方、友だち追加をPC版の方から行うには、LINE IDで検索するくらいしか方法がないようで、先に書いたようにiPhoneの方がLINE IDを公開できない以上、この方法も無理でした。

iPhoneどうしの場合は、年齢確認をしなくても 「ふるふる」とやらで登録できるのですが、相手がPCだとこの機能が使えません。まさかPCを「ふるふる」するわけにもいかず。。。

そこで思い出したのが、過去にLINEのアカウントを取得した当初はPCだけではアカウントが取得できずに、まずはモバイル端末での取得が必要だったことでした。自分の場合は、手元にあった古いiPod Touchを使ってアカウントを取得し、これによりMacでもLINEが使えるようになりました。iPod Touchはアカウントを登録するために使っただけだったので、このことに気づくのに時間がかかってしまいました。

なので今回の解決手段は、その時に使ったiPod Touchと妻のiPhoneでLINEを起動し、両方を同時に「ふるふる」することによってお互いを友達として登録でき、この結果、iPod TouchのLINEと同じアカウントであるMacのLINEの方でも自動的に友達リストに妻のIDが出現したというわけです。

特殊な例だとは思いますが、該当する方もおられるかもしれないのでご参考になさって下さい。

 

 

 

 

 

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