グルメ・クッキング

2015年4月28日 (火)

乾燥バジルでバジルペーストを作る


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ずっと前に、朝食のパンに付ける適当なものがないので生バジルでバジルペーストを作る記事を載せましたが、冬などはバジルが栽培できないので、そのようなときは市販の乾燥バジルチップを使って作っていました。いつでも手に入り、簡単で便利なので繰り返し作っています。ここではその作り方を紹介します。

乾燥バジルは大袋で買うのが割安で、日持ちもするのでお勧めです。乾燥しているものですが、冷蔵庫に入れておくと風味が保てます。
調理用のバジルは、この大袋から小瓶に取り分けて使うと便利です。
たくさんあるとナポリピッツアや鶏肉のハーブソテーなどに、気にせずにたっぷり使えます。
GABAN や S&B などが販売していて、業務用スーパーや、通販ならAmazonでも購入できます。
(写真をクリックするとAmazonの販売サイトにジャンプします。)

     


作り方は、ミキサーに以下のものを入れて2分ほど混ぜるだけです。
(分量は試行錯誤的に決めたものです。)

・乾燥バジル 30g
  上記参照。

・バターピーナツ 70g
  スーパーのおつまみ売り場で売っている落花生です。
  高価な松の実の代用品ですが、十分美味しく作れます。

・ニンニク 2片〜3片
  大きさにより調整します。

・塩 2g
  塩分の摂り過ぎに気をつけているのでやや少なめにしています。
  バターピーナツに塩味が付いていない場合は塩の量を調整します。
  粉チーズにも塩分が含まれるので、塩は最後に加減を見ながら加えた方がよいかもしれません。

・エキストラバージン オリーブオイル 220g
  色の濃い方のボトルに入っているオリーブオイルです。
  色の薄いボトルのピュアタイプではなく、エキストラバージンタイプを使います。

・粉チーズ(パルメザンチーズ) 15g
  牛乳臭いものは避けましょう。KRAFT製がお勧めです。
  これも業務用スーパーなどで大袋入りで買って冷蔵庫で保存しておくと便利です。

ミキサーから瓶に移して冷蔵庫で一晩寝かせると出来上がります。

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生のバジルを使うと水分が含まれるため、最初から粉チーズを混ぜてしまうとチーズが傷みやすくなり長期間の保存が難しいのですが、乾燥バジルだと他の材料も含めて水分がほとんど含まれないので、粉チーズを混ぜた状態でも結構長い間冷蔵庫で保存ができます。
上の分量では、毎朝食べ続けて食べきるまでの期間は、冷蔵庫で保存ができています。

粉チーズやピーナツが入っているので冷蔵庫で冷やした時に硬くなりますが、食べるときには表面だけスプーンでかき混ぜると、柔らかくなってパンに付けやすくなります。

焼いたパンに塗ったり、パンに塗ってから焼いたり、ツナトーストにトッピングしてオーブントースターで焼いたりしても美味しいです。茹で上がりのスパゲティに加えるとスパゲティ・ジェノベーゼが作れます。その他、イカの輪切りを刻んだプチトマトと一緒に炒めて最後に加えたり、魚や鶏肉のソテーのトッピング、クラッカーのトッピングなどにも。

以前はオレガノも大袋で買って、全く同じ割合の分量でオレガノペーストを作ったことがありますが、個人的にはバジルペーストのほうが好みです。

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2014年12月21日 (日)

100円キッチンタイマーの多連使用が便利


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キッチンタイマーも100円ショップで手に入る時代になりました。
先日ダイソーで購入したものは一辺が45mmの小さなものですが、キッチンタイマーとして十分な機能があります。実はこれ、ずっと前に1000円以上で購入したタニタ製の大きなタイマーTD-384と、大きさが違うだけでほとんど同じ機能を持っています。(TD-384は現在は値下がりしているようです。)

時間の設定は、例えば10分に設定する場合は「分」のボタンを10回押して設定する必要がありますが、カウントダウン終了後のアラームを止めると、最期に設定した時間が次回のために自動的にセットされます。

つまり、一度設定した時間が次回以降も使えるので、例えばカップヌードルのタイマーにしか使わないという場合は最初の一回だけ3分に設定すれば、あとはスタートボタン(ストップボタン)だけで操作できます。

そこで写真のようにこれを冷蔵庫などに複数個取り付けて(裏側に磁石が付いています)、一つ一つのタイマーを1分用、3分用、5分用、…  などのように決めておけば、テンキーが付いたタイマーのような時間設定も必要なく、必要な時間が予めセットされている色のタイマーのスタートボタンを押すだけでよいので、忙しい料理中などにとても便利に使うことができます。
これが一般的なテンキー式のタイマーだと、例えば3分を計るためには、秒の桁も含めて 3,0,0,START と、4回の操作をボタンと表示を確認しながら行う必要があります。

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まれに、4分などの設定が必要になったときは、3分用の「分」のボタンを1回押して4にしてからスタートボタンを押すだけです。忙しい時はこの方が便利で、余裕ができたら次回のために3分に設定し直しておきます。

実はこの写真の左側にはテンキー式のタイマーがあり、最初は100円のタイマーを補助的に使い始めたのですが、短い時間を計るのがほとんどなので圧倒的に100円のタイマーを使う方が多く、テンキーのタイマーは長い時間を計る時などにしか使わなくなり、主従が逆転した形です。

慣れないうちはアラームが鳴ったときにどのタイマーを止めればよいのか迷いますが、数値が00:00になっているタイマーがアラーム音を鳴らしています。

時間の設定は上の例の他にも、1分、5分、10分、… のように、非線形な時間間隔に設定しても使いやすいかもしれません。タイマーの数をもっと増やせる場合は、短い時間をセットするタイマーを多くして、長い時間をセットするタイマーを少なくすると使いやすいと思います。例えば縦横に3個ずつ並べて9個にする場合、1, 2, 3, 5, 7, 10, 15, 20, 30分 などです。1個のサイズが小さいのでたくさん並べても便利に使えそうです。

これも1個100円だからこそできる便利な使い方です。このように複数個を並べておけば、同時に2個以上のタイマーを使いたい場合にも(時間設定をし直す必要があるかも知れませんが)対応できます。

ちなみにこの仕様のタイマーは、仕事で眠くなったときに15分とかの、毎回同じ長さの仮眠をとるためのタイマーとしても便利です。

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<<追記>>

このようなタイマーを使う代わりに、ボタンを1回押すだけでよく使う時間をセットできるタイマーも販売されています。

ただ、このような製品では、時間のボタンを押したあと、スタートボタンも押さないとタイマーがスタートしないので、個人的には今一つかなと感じています。

今回のブログで紹介した内容は、スタートボタンだけを押せばタイマーがスタートするところがお勧めポイントです。

 

 

 

 

 

2012年9月27日 (木)

バジルの収穫とバジルペースト作り


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バジルはイタリア料理好きには欠かせない食材です。ナポリピッツァ、バジルソーススパゲティ、バジルペースト等々。
我が家では主にバジルペーストを作るために以前はスーパーで生バジルを買っていましたが、たくさん使うので6月の下旬にベランダでバジルを種から栽培しました。
何度も摘み取ってバジルペーストや料理などに使いましたが、9月末現在、下の写真のように元気に育ち続けています。一度に全面的に刈り取ったのは、約3か月間で5回ほどです。

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毎朝飽きずに食べているバジルペーストが減ってきて無くなる周期と、バジルが大きくなって刈り頃になる周期が偶然うまく合っていたので、初めての経験ながらバジルペーストがちょうど無くなる頃に刈り取って、毎朝欠かさずに食べ続けることができました。来年もこの調子で6月ごろからまたバジルペーストを毎朝食べられそうです。
ちなみに毎朝の使用量は、トースト1.5枚〜2枚にたっぷり塗れるほどです。たまにこれでバジルソースのスパゲティを作るのに使っても十分な量です。

我が家で一度に作るバジルペーストの量は、スーパーで売っている大袋の生バジル3袋分(約450円)程度に相当します。それだけが一度に収穫できて、しかも何度も繰り返し収穫できるわけです。

来年のためのメモも兼ねて、参考までに栽培と刈り取りのポイントを書いておきます。

横長のプランターと土をホームセンターで買ってきて、種をまいて水やりをしたら数日ほどで芽がでました。それから少し大きくなった時の様子が下の写真です。

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種はまんべんなく蒔いたつもりだったのですが、芽の出方にムラがでてしまいました。
その後、少し遅れて芽が出てきたりして、割と均一になりました。さらに大きくなってから、成長のいい20株ほどを残して、間隔が均等になるように間引きました。

バジルの場合、土は通気性を良くするために粒が大きめのものを使うようですが、それを知らずに、ホームセンターで売っていた「野菜とハーブ用」と書かれた一番安いものを使いました。結果的にはそれでも問題ありませんでした。ただ、たまに有機化成肥料などの粒を蒔かないと、葉が黄色くなるようです。水やりはたっぷりと、毎日1回行いました。水やりを欠かさなかったことにより土が堅くならずに、通気性が保たれていたのかもしれません。

今回プランターを置いた場所は午後から日が当たるベランダです。直射日光が当たるのは1日のうち3時間程度でした。

高さが30cmに満たない頃、待ちきれずに1回目の収穫(全面刈り取り)を行いました。下の方の葉を数枚残して、中心の茎をハサミで切り取りました。これで良かったのかどうかわかりませんが、そのあとは残した葉の付いた茎が上に向って柱のように伸び始めます。切り取ったあとの茎はそれ以上は伸びません。

実は害虫の被害を一番心配していましたが、最初の収穫直前に、かなり小さな黒い虫の群れがたくさん、バジル全体にまとわりつくように飛んでいました。これは水やりの時に水で追い払うようにしただけで、特になにもしませんでした。1回目の収穫以降はその虫もいなくなり、特に被害はなかったです。ただラッキーなだけだったのかもしれません。

過去の記事でも書きましたが、バジルペーストの作り方をご参考までに書いておきます。(最近は少し作り方を変えました。)
また、普通は松の実を使うところですが、高価な松の実の代わりに、安い落花生や栄養豊富なクルミを使っています。
特にクルミはオメガ3という栄養素が豊富だと知り、最近はこれを使い始めています。
(オメガ3というのはサンマ、サバ、イワシなどに豊富に含まれるDHA, EPAなどが属する不飽和脂肪酸です。)

■ バジルペーストの作り方 ■

1.バジルの葉が付いた茎のまま、水の中で揺すって軽く水洗いします。
  上の例で摘み取った20本程度の茎を使います。(葉の大きさは大きいものから小さいものまで様々です。)
  葉はこすって洗うと香りがとれてしまうようです。
  自分で栽培したバジルは、水ですすぐ程度でも安心して食べられるのがいいところです。

2.水洗いしたら、茎を持って1本ずつ振って水気を飛ばします。
  さらに30分ほど置くと、水分が蒸発していい具合です。
  この段階で、できるだけ水分を除いておきましょう。
  特に粉チーズを混ぜて保存する場合は、粉チーズが傷む原因になります。

3.ミキサー(※)の下の方にオリーブオイル(エクストラバージン)をたっぷりと入れ、
  ニンニク(小さめなら2片、大きめなら1片)、クルミ50g程度、
  上の方にバジルの葉を入れます。茎は青臭くなる原因になるので入れません。

4.ミキサーを回し、時々オリーブオイルを加えて粘度を調整し、全体が滑らかになったら
  保存用のビンに移し、冷蔵庫で保存します。
  ビンに入れてからオリーブオイルを足して、混ぜずに上にオイルの層を作っておくと酸化を防げます。

5.食べる時は、小さめの容器に2〜3日分を取り分け、そこに粉チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)を
  加えてスプーンなどでよく混ぜ、オリーブオイルを加えて粘度を調整します。
  粉チーズに塩分が含まれていますが、塩味が足りない時は食塩を加えると市販品に近い味になります。
  (健康のため家では、最近は粉チーズに含まれる塩分で十分です。)

 (※)以前はミキサーの代わりにフードプロセッサーを使っていましたが、
    最近はきめ細かいペースト状にするためにミキサーにしました。

たくさん収穫して、もし余ったら冷凍保存もできます。

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2012年7月 1日 (日)

うどん/そば vs. パスタ  減塩に向いている食べ物はどっち?


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高血圧やがんへの影響など、減塩を意識されている方はたくさんおられると思います。
日本のうどんやそばなどの麺類とイタリアの乾燥パスタを比べた場合、日本の麺類は減塩という 観点からすると、パスタに比べて不利な食材だと最近感じています。

うどんやそばは製麺の時点で食塩が麵にねり込まれているので、調理の段階では麵に含まれる 塩分量を調整することができません。更にここに、だし汁などに含まれる塩分が加わります。

これに対してイタリアのパスタ(乾燥したもの)は、原料が小麦だけで塩分が全く含まれて いません。なのでパスタをゆでる時に、意外と多めの塩を入れないと味わいの薄い仕上がりに なってしまいます。でも美味しさよりも健康を優先する場合には、ゆでる時に加える食塩を 加減することによって調理段階で塩分量を好きなように調整できるので、パスタの方が 減塩に向いていると言えそうです。しかもソースに塩分が含まれている場合、パスタをゆでる ときの塩分を減らしても美味しさに対する影響は比較的少ないと思います。
また、パスタ全体に一様に塩分がしみ込むのではなく、特にアルデンテなどでは中心部分に 近いほど水分が少なくなるので、塩分濃度も中心に近いほど低いような状態で茹で上がる ことになり、減塩に寄与する要因になると思います。
更に、ゆで汁に塩を加えるタイミングを、パスタが茹で上がる直前くらいに遅らせることに すれば、パスタの内部の塩分濃度は表面付近だけ濃くすることができ、味覚に影響しにくい 中心付近の塩分濃度を低くすることができます。

(以上は乾燥パスタの話であり、販売されている多くの生パスタにはうどんやそばと同様、 コシを出すために最初から食塩が練り込まれていますのでご注意下さい。また、ほとんどの 乾燥パスタには塩分が含まれていませんが、中には乾燥パスタでも塩分が含まれているものも あるかもしれませんので包装に記載された成分構成を確認した方がよいと思います。)

麺の塩味を感じるのは、噛み砕かれて断片化した麵の表面部分からだけなのですが、うどんや そばはさらにその断片の内部まで一様に塩分が含まれているため、この、塩味を感じない部分の 塩分までを体内に摂取してしまうことが一番残念に思います。
うどんやそばを食べるときの塩分を減らすには、だし汁や具材の塩分を減らすしかなく、これら から塩分を減らすと味覚にとても影響してしまうのではないかと思います。

言い方を変えると、一食あたりの塩分量を同じにしてうどん(そば)とパスタ料理を作るとすれば、 パスタ料理は、味覚に影響しないところ(パスタ内部)の塩分を削減して、その削減した分を 味覚に影響するところ(パスタの表面部分やパスタソースなど)の塩分に回すことができるのに 対し、うどん(そば)は、味覚に影響するところの塩分から削減せざるを得ない、ということに なると思います。

以上はあくまでも家で調理する場合の話です。外食の場合は、一般的に味を濃くするために 恐らくパスタ自体にも多くの塩分がパスタをゆでる時に加えられるのではないかと思います。

ちなみに私は、パスタがうどんやそばよりも普及することによって利益を得る者ではありません。 日本そばも大好き人間です、念のため :-)





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2012年3月17日 (土)

朝食のトーストについて思うこと


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最近、トランス脂肪酸というものが健康に害を及ぼすということを知ってから、トーストに何を
付けて食べてよいものやら、と悩んでいました。ちなみにトランス脂肪酸というのは動脈硬化の
原因になるもので、マーガリンやショートニングに含まれているものです。パン自体にもこれらが
含まれているものが多いので、ホームベーカリーで添加物のないパンを焼いています。

マーガリンよりもバターの方がまだましかと思ってしばらく使っていたのですが、やはり
コレステロールなどが気になり、本末転倒のようです。
そこで考えたのが、スパゲティのソースなどに使っていたバジルペースト(ジェノベーゼソース)です。
これの完成品を買って毎朝食べるのは不経済なので、バジルの葉を大量に買って作りはじめています。
また、本来はペースト状の粘りとコクを出すために松の実を加えて作るのですが、それも不経済なので、
今までいろいろ試したところ、ナッツ類であれば使えるものが多いと思います。

グラム単価が安いものを探して試したところ、これまでうまくいったのは、

  カシューナッツ
  ヒマワリの種
  アーモンド

で、今後試してみようと思っているのは、

  ピーナッツ
  クルミ

などです。今のところ、カシューナッツがコストパフォーマンスが良い気がします。
バジルも、暖かくなったらベランダで栽培して連続的にたくさん収穫したいところです。

最近は一度に200gくらいのバジルの葉を買ってきて作りますが、ここでは少量の作り方を
紹介します。分量は一般的なものです。

★★ バジルペーストの作り方 ★★

1.バジルの葉50g程度を水洗いして水気を拭き取る。茎は捨てる。

2.バジルの葉、にんにく2片、カシューナッツなどのナッツ類(松の実の代用)30g〜50g程度を
  フードプロセッサに入れてペースト状になるまで処理する。

3.保存用のビンなどにゴムベラで移し、エクストラバージンオリーブオイル50cc程度、
  塩小さじ1杯を加えて混ぜ合わせる。
  (フードプロセッサの段階で混ぜてもよいですが、フードプロセッサが洗いやすいので
  オリーブオイルは保存ビンの中で混ぜています。また、粉チーズは食べる際に加えます。)

4.冷蔵庫で保存する。(青臭い場合も一晩寝かせると青臭さがなくなります。)

食卓に出したときは冷えて硬くなっているので、小皿に1回分を取り出して、滑らかにするために
オリーブオイルを適量追加し、粉チーズを混ぜてパンに付けて食べます。
すぐに使い切る場合は、上の2か3の段階で粉チーズ大さじ2杯を予め混ぜておいてもいいです。
(バジルに付いた水分が含まれるので、粉チーズを混ぜない状態の方が保存期間が長くなります。)

ちなみに、粉チーズはパルメザンチーズのタイプでないと牛乳臭くて美味しくないと思います。
以前トマトスパゲティを作った時にこれで失敗してからは、粉チーズはもっぱらパルメザンチーズ
のタイプを使っています。
ちなみに私はクラフト製のものが好きです。

あこがれのバジルペーストを毎朝パンに付けて食べるなんて、一日の始まりが気分的にも
ゴージャスな感じです。

生のにんにくが入っていますので、臭いが気になる場合はパンに塗ってから焼けばより一層
美味しくなるし、臭いは気にならなくなります。(と、自分では思っています。)

 

 

 

 

 

2011年10月14日 (金)

お家でナポリピッツァを作ろう!


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自宅でナポリピッツァを作ってみました。
アメリカの『ピザ』ではなく、ナポリの『ピッツァ』です。
本場のナポリピッツァは、石窯(薪窯)の中であっという間に焼けて、周辺部(コルニチョーネ)がふっくらと膨らんでもちもちした食感の、それはそれは美味しいピッツァです。この味を知ってしまったら宅配ピザや冷凍ピザはもう食べられないでしょう。焼き上がったら大急ぎで食べてしまうくらい好きです。

そんなピッツァを家で焼きたくて、石窯の代わりになる製品を探したところ、フカイ工業(株)の「石窯 ピザ&ロースター FPM-150」というユニークな製品を見つけ、最近はこれで美味しいピッツァを焼いています。

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<追記による補足>
 FPM-150 は生産終了になったようで、後継機として FPM-160(下の写真) や、中で生地が回転する FPM-220 が商品化されています。これらの後継機には小窓が付いていて、中の焼き加減が見えるように改良されています。




 また、ビタントニオというメーカーからも、「グルメオーブン」という似た製品が最近販売されたようです。

FPM-150 は大きなカスタネットのような構造になっていて、太い電熱線のループが本体側と蓋側にあり、生地が上からは輻射熱で加熱され、下からは熱せられた石板に生地が直接接して加熱される仕組みです。

実際の石窯では、薪の熱によって生地の上からは輻射熱で加熱され、また石窯の中の熱せられた床で下からも加熱されることが石窯の威力だと思います。この製品の謳い文句に、ナポリピッツァという言葉が一言もないのが残念です。石窯という名前がついていれば何といってもナポリピッツァでしょう。


以下、ナポリピッツァの作り方です。
生地はもちろん小麦粉から作るところから行い、発酵させてから伸ばして焼きます。
何度か試して、成功した時の2人分(2枚分)の生地の分量は以下の比率です。

  水:147cc / 塩:4.5g / 強力粉:250g / ドライイースト:0.5g

分量や作り方は、ナポリのコンテストで世界一になられたピッツァ職人、牧島さんによる動画を参考にしました。
(YouTubeで、「牧島 ピッツァ」で検索してみて下さい。)
上の分量は、1kgの強力粉を4回で使いきれるように修正しました。また塩分も少し控えめにしています。
イーストは、入手しやすくて保存しやすいドライイーストにしました。
生地をこねるのは、ホームベーカリーを使って伸び具合を見ながら行いました。(「ピザ生地コース」の設定で使っています。)
発酵時間は、1時間発酵させて生地を人数分に分割し、さらに3時間発酵させてから伸ばします。
2度目の発酵の時に生地を分けて丸めるのですが、その時に丸めた球の表面を閉じる下側も強くつまんで滑らかにしておくと、伸ばした時にムラがなくて破けにくくなります。

何度か試したところ、(旧機種の FPM-150では)7分間加熱(空焼き)してから生地を投入し、4分焼くとちょうど良いようです。空焼きの時間が長すぎると生地の裏が焦げてしまいます。
縁に少し焦げ色が付けば完成です。そのころは裏側も少しきつね色になっています。
1枚目を焼き始めたらすぐに2枚目の生地伸ばしとトッピングを行い、1枚目が焼き終わったら取り出してすかさず2枚目を投入するようにすると、次々に何枚も連続して焼くことができます。つまり、空焼きは最初だけ行えばよく、そのあとは4分毎に1枚ずつ焼けるので大勢が集まる場所でも活躍しそうです。


● ナポリピッツァの定番、ピッツァ・マルゲリータの作り方
 1.焼く直前に生地を伸ばします。
 2.トマトソースをオタマの裏で伸ばして生地に塗ります。
 3.手でちぎったモッツァレラチーズをトッピングします。
 4.さらにバジルをトッピングします。
 5.粉チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)をふりかけます。
 6.オリーブオイルを回しかけます。

以上の作業が完了するタイミングを、空焼きの時間が完了するタイミングに合わせます。
生地の周囲はトマトソースを塗らずに残すと、周囲がふっくらと膨らんで、もちもちっとしたコルニチョーネができます。ナポリピッツァの魅力は、ソースやトッピングの味も美味しいのに加えて、ふっくらと膨らんだコルニチョーネの部分の美味しさにあると思います。

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● もう一つの定番、ピッツァ・マリナーラの作り方
 1.焼く直前に生地を伸ばします。
 2.トマトソースをオタマの裏で伸ばして生地に塗ります。マルゲリータよりも具が少ない分、少し多めに。
 3.にんにくをできるだけ薄くスライスしてトッピングします。
 4.乾燥したオレガノを振りかけます。
 5.オリーブオイルを回しかけます。にんにくが良くローストされるように、少し多めに。

ロースターの蓋を開けた時にトマトソースがぶくぶくと沸騰し、にんにくの香ばしい香りがたまりません。

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休日の昼にはいつもこれら2種類のピッツアを作って少しずつ腕を上げています。

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追記:ホームベーカリーにピザ生地用のメニューがない場合は、ひたすらこねるコースで
10〜15分程度回せばよいと思います。手でこねる場合は牧島さんによる動画が参考になります。
発酵は、冬は気温が低くて膨らまないので、少しだけイーストを増やして、温度を35度に
設定したオーブンに入れています。オーブンの中で生地の表面が乾かないように、器には
ラップやアルミホイルなどを(通気のためのすきまを少し開けて)かぶせておきましょう。



追記:「ナポリピッツァ大好き!」Tシャツを作りました。ClubTのショップよりお求め頂けます。
(写真をクリックするとClubTのサイトにジャンプします。)
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2011年10月12日 (水)

ダシをとったあとのかつお節の再利用方法


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ダシを取ったあとの、かつお節の削り節(だしがら)を再利用し、スナック感覚でおいしく
食べる方法を試してみたので紹介します。たくさん作れて、子供のおやつなどに最適です。
普通、ダシを取ったあとの削り節は捨ててしまったりしてムダになりがちですが、
栄養素的には良質のタンパク質が豊富だと思いますので美味しく戴きましょう。

ご飯や小麦粉などを使って、せんべいやイカ焼きなどを作るための調理器具として
CookinGoo(クッキングー)というのを見つけました。今回はこれを買って試してみました。

これはフッ素樹脂加工された2枚のプレートで食材をはさみ込んで押しつぶし、ガス台などの
上で裏返しながら両面から焼くことができるものです。構造も結構しっかりした作りで、
うまくできていると思います。これを使った作り方を紹介します。

1.ダシをとったあとの削り節をガラスボールなどに適量入れます。
  あとで水を加えますので、ダシが含まれる水分をそれほど絞らなくてもいいと思います。

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2.そこに、カツオと同量くらいの小麦粉(薄力粉)を加えます。

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3.これだけでは味が付かないので、粉末の昆布茶を適量加えて味付けをします。これにより
  鰹のイノシン酸と昆布のグルタミン酸の相乗効果で美味しくなり、適度な塩分が加わります。
  加える分量は、塩分の好みに合わせて加減して下さい。
 (昆布茶がない時は食塩だけで味付けしてもいいでしょう。)
  そこに水を適量加えて、お好み焼きのタネくらいの粘度にします。

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4.食用油をティッシュなどに含ませてCookinGooの両面に塗り、そこに上記の3を乗せます。

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 CookinGooをパチッと閉じて(ハンドルに付いている磁石で閉じられます)、閉じたままで何回か
 裏返しながら、時々開いて焼け具合を見ながら香ばしい焼き色が付くまで焼きます。

5.出来上がり。厚さ3mm程度。とっても簡単。
  スナック感覚で手で食べられますし、たくさん作った時は1枚のお皿に重ねて盛ればいいので
  洗いものも少なくてすみます。

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ダシを取ったあとの昆布も、ほそく刻んでカツオと一緒に混ぜて焼くのもいいと思います。
また、干しエビや黒ごまなどを加えてもおいしく戴けると思います。

<補足>

昆布茶は調味料としてよく使っています。
下のようなスバイスの空き瓶に入れてすぐに使えるようにしておくと便利です。

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キーワード:ダシガラ、だしがら、ダシがら、だしガラ、出汁ガラ、出汁がら、出しガラ、出しがら、かつお、カツオ、鰹、活用、利用、再利用、エコ

 

 

 

 

 

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