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2017年11月 6日 (月)

同じエリアのスクリーンショットを繰返し撮るアプリ(Mac用)


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WEBで公開されているスライド資料などを保存したいとき、その資料をダウンロードできない場合はやむなくスクリーンショットを撮るのですが、資料のページ数が多い場合のために、自動的に資料のページをめくりながら同じエリアのスクリーンショットを繰り返し撮れるAppleScriptを作成してみました。但し、資料のページをめくる際に矢印キーが使える場合に役立つプログラムです。行数の少ない簡単なプログラムですが私はAppleScriptは初心者のため、WEBで公開されている方々のスクリプトを参考にさせて頂きました。

使い方は、このファイルをダウンロードして、Macのスクリプトエディタで開き、そのウインドウの上の方にある三角の再生マークをクリックすると実行できます。このままだとスクリーンショットが全てデスクトップに保存されますので、パスの記述のわかる方は、必要に応じてフォルダ名の部分を書き換えて下さい。( do shell script で始まる行の中です。)

このプログラムではスクリーンショットを撮るエリアが固定されていて、暫定的にデフォルトの座標を設定しています。そこで少し面倒ですが、プログラムを実行して結果を確認しながら、スクリプトエディタでエリアの座標を試行錯誤を繰り返しながら編集して下さい。プログラム中の、"-R100,200,500,300"の部分がスクリーンショットの範囲に相当する部分です。-Rに続く4つの数字が、X座標、Y座標、エリアの幅、エリアの高さ の順になります。ちなみにディスプレイの画面の左上の角が原点で、Y座標は下に向かって増加します。

今後もまた同じ種類の資料のスクリーンショットを撮るためにこれを使う場合は、座標を試行錯誤で決める前に、Safariのウインドウの左上角の小さな緑色のボタンをクリックしてウインドウを最大化してから座標を決定してプログラムを保存しておくと、今後も同様にウインドウを最大化すれば資料が同じ位置に表示されるため、今後は座標を編集する必要がなくて便利です。

このプログラムは、Safariで複数のウインドウを開いている場合は、最後にアクティブにしたSafariのウインドウに対して、「スクリーンショットを撮ったあとで右矢印キーを押す」という処理を繰り返します。繰り返し回数は最初に入力します。また、矢印キーで資料のページをめくるたびに、サーバー側のレスポンスが遅くて表示が間に合わない場合は、最初に入力する待ち時間の値を大きくして下さい。

 

 

 

 

 

2017年11月 5日 (日)

赤とんぼ  大正琴の楽譜


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年老いた母のために大正琴を買いました。大正琴は右手と左手を同時に使うので、右脳と左脳が連携して活性化するのではないかと思ったためです。認知症の対策にもきっと効果的なはず。

買ったといっても、ネットオークションで落札した500円の中古品です。届いたものを見ると、いかにも入門用という感じですが、音程はバッチリで調弦のあとの狂いもあまりなくていい感じです。上部のキーユニットを外してクリーニングをしたら、母のために買ったのですが自分でも気に入ってしまうほどの魅力的な楽器に生まれ変わりました。

大正琴の実物を見たのは初めてですが、ギターと同じような半音ずつ刻んだフレットの上に、簡単な構造のメカニカルなキーが乗っているだけのシンプルな構造の楽器です。キーの並びはピアノの白鍵と黒鍵のように、2段に分かれているのでとてもわかり易いです。ちょうど、ギターとピアノを融合したような楽器です。今回買った大正琴は4本のメロディ弦と1本のベース弦があり、ベース弦はフレットには乗っていないため、音程を変えられない弦です。4本のメロディ弦はフレット上にある同じ高さの音(開放弦はソの音)で、4本がユニゾンでコーラスを奏でるような弦です。このような構造なので、大正琴では和音は出せないようです。

キーの並びがピアノの鍵盤に似ているのでいきなりでも弾きやすいのですが、年老いた母は楽器を弾いたことがないため西洋の五線譜に書かれた楽譜では難しく、大正琴専用の数字が書かれた楽譜が理解しやすいのではないかと思い、大正琴の楽譜も入手しました。

でも一度にたくさんの曲が載った楽譜本を渡してもやる気が出ないかと思い、また、もっとシンプルでとっかかりやすい楽譜はないかと考え、最初のモチベーションを保つために、短くてなじみのある「赤とんぼ」の曲を数字の楽譜に新たに書き起こしてみました。数字と歌詞以外は、記号などを一切省いて大きく見やすくシンプルな楽譜にしています。なじみのある曲なので、小節区切りの縦線も省略しています。この曲は短いために、老眼にも優しい特大の文字でもA4サイズ1ページに収まりました。歌詞の一文字が8部音符1個分です。

PDFでアップロードしておきますので、ご自由にダウンロードしてお使い下さい。下の楽譜の上で右クリックなどをしてリンク先のファイルをダウンロードするとPDFで保存できます。

赤とんぼ 大正琴の楽譜

弾き方は、この楽譜の数字と同じ番号が書かれたキーを押さえた状態で、メロディ弦をピックで弾きます。なお、数字のゼロは開放弦(キーを押さえない状態)です。また、上に点が付いている1は、大正琴のキーでも1の上に点が付いたキーを押さえます。

新しく大正琴を手にされた方は、いきなり市販の楽譜を見られるよりも、今回作成したシンプルな赤とんぼの楽譜がわかりやすいのではないかと思います。

大正琴はピアノの白鍵と黒鍵のように、ハ長調の曲を弾く時にわかりやすいキー配列になっていますので、この楽譜もハ長調に移調して作りました。 Wikipediaには歌詞も楽譜も公開されているので、念のため著作権を調べてみたら、作詞者の三木露風さんと作曲者の山田耕筰さんが亡くなられてから著作権有効期間の50年を過ぎたところでした。

 

 

 

 

 

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